全国的に寒さが厳しくなり、積雪のニュースがちらほら聞こえてくるようになりました。
こんな時期は温かい食べ物で、しっかり体を温めたいですね!
温かい食べ物の代表といえば、鍋料理。
家庭で手軽に作れるものから、お店でしか味わえないものまで様々ですが、今日ご紹介したいのはもちろん!お店でしか味わえないモノ。
地方ごとに特有の鍋料理があると思いますが、福岡はそれだけではなく食文化の中から独自に進化したものもたくさんあります。
今日はその両方をご紹介します。
もつ鍋 やま中 赤坂店
福岡でもつ鍋、といえば名前が出てくる有名店の1つです。
今日ご紹介するのは赤坂店です。
メインのもつ鍋は味が3種類。みそ味・醬油味・しゃぶしゃぶ風から選べます。
気になったのはしゃぶしゃぶ風!
お品書きによると
「利尻産昆布と薄口しょうゆをベースとしただし汁。唐辛子、にんにく不使用の当店オリジナルのもつ鍋」だそう。
他にも一品料理がありますが、こちらも博多ならではのからしめんたいや、他にもお酒が進みそうな品たちが勢ぞろいです。
なにより、目を引くのはお酒の種類!
ビール、日本酒をはじめ、ワインは赤・白はもちろん銘柄は種類も豊富にそろえてあります。
私は鍋といえば日本酒が多かったですが、ワインを合わせる人も多いんだな、と感じたことを覚えています。
もつ鍋といえば、こってりした印象ですが
最近は匂いを気にされる方のためにあっさりしたものも多いので、ワインにも合うようになってきたのかな、とも思います。
そんな大人なイメージのお店だからか、注意したいのが高校生未満のお子様は入店できません。
他の店舗はOKなので、家族で訪れたい方は本店か博多店へ行ってみてください。
住所:福岡県福岡市中央区赤坂1丁目9-1 サニー赤坂店2F
TEL:092-716-2263
アクセス:福岡市地下鉄空港線赤坂駅徒歩約2分
営業時間:16:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:年末年始
駐車場:なし
近隣にコインパーキングがありますが、せっかくお酒の種類が豊富なので
公共交通機関でやってきた方が楽しめますよ!
博多炊き餃子 池ポン
福岡では「めんたい、ラーメン、炊き餃子」と言われるほど、博多の新名物として台頭してきた「炊き餃子」。
私は数年前に知ったので、メニューとしてここ数年で出てきたものと思っていましたが、実は二十年以上前に池田和三郎さんという方が考案し『池田商店』で提供されたのが始まりなんだそう。
※池田商店は福岡の鍋料理の有名店です。
今回は、4店ある『池田商店』の系列店の中でも、博多駅からアクセスの良い『博多 炊き餃子 池ぽん』をご紹介します。
聞きなれない名前かもしれませんが、炊き餃子とは、鶏ガラと豚骨をベースのスープに特製の餃子を入れた鍋料理。
強火でグツグツ煮込まれるので、店内には食欲をそそる豚骨スープの香りで満ちています。
でもラーメン屋さんの豚骨スープと違って、脂満載!な感じではなく上品なんです!
鍋料理はだいたい2人前からの注文が多い中、こちらの炊き餃子は1人前から注文OKなのも嬉しいです。
さて、ぐつぐつ煮込んだ後はたっぷりのねぎをちらして完成!
熱された鍋が専用の木の板にのって出てくるので、出来立てアツアツ!湯気でさらに食欲アップ!
小皿にとってもそのアツアツですが、口に入れると肉汁とスープが一気にじゅわっと重なりつつ広がります。
卓上には、赤唐辛子と香辛料を練り上げて熟成した「赤辛子」と、竹炭・柚子、唐辛子をすり潰して作られた「黒柚子胡椒」の2つ。
それぞれ辛味もありつつ、旨味もしっかり感じられるので辛い物が苦手な人でも一度は試してほしいと思います。
鍋料理なので、もちろん〆も用意してあります。
もつ鍋といえば〆はちゃんぽん!
炊いた餃子から旨味が染み出たスープを、自家製麺がしっかりと吸い上げるので旨味倍増です。
鍋料理のお店は夜のみの営業しているイメージですが、なんと!ランチ営業もしているとのこと!
夜は出かけにくい・・・っていう方も行きやすいですね。
もちろん、ランチでも炊き餃子食べれます!
ビジネス街にあるので、寒い時期には仕事の合間のランチにも良さそうですね。
住所:福岡県福岡市博多区博多駅東2-2-2 博多東ハニービル B1F
TEL:092-472-1433
アクセス:JR博多駅筑紫口から徒歩3分
営業時間:月~土 11:00~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜日
まとめ
今回は王道と個性派の2つをご紹介しました。
個性派と言っても「池ポン」の炊き餃子は20数年続いているので王道でもいいのですが、もつ鍋ほど全国的にメジャーでないのに驚きますよね。
これも「土地特有」の鍋料理といえますね。
例えばもつ鍋は王道の鍋料理ですが、
昔ながらのコッテコテのものから、ここ最近多く匂いの抑えられた奥深い味まで、
1つの料理だけど内容は幅広いので、まだまだ知られていないお店をこれからもご紹介していこうと思います。
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